高齢者配食事業の市場性
統計が示す、配食事業の「圧倒的な必然性」
米国の著名な投資家であり、Netscapeの創業者であるマーク・アンドリーセン(Marc
Andreessen)は、『優れたチームが悪い市場(停滞した市場)に挑めば市場が勝ち、悪いチームが優れた市場(急成長する市場)に挑めば市場が勝つ』と断言しています。
つまり、「市場そのものに勢いがあれば、多少のミスがあっても市場がプロダクトを引っ張り上げてくれる」ということを意味します。
多くの起業家、成功者が同じことを述べていますが、「スタートアップの成功において、市場こそが最も重要な要因」であり、高齢者配食事業はまさにこの法則に完全に当てはまるといえます。
2040年
全世帯の約18%が「高齢者の一人暮らし」に
2040年
日本人の約3人に1人がターゲット
2025年
高齢者向け食品市場全体の成長予測
矢野経済研究所「高齢者向け食品市場の実態と将来展望(2023年版)」
人口減少社会における「高齢者の実数」
総人口が減少する中で、高齢者人口(65歳以上)は2042年をピークに、その後も高水準を維持します。 高齢化率は2070年まで上昇し続け、他業種が顧客減少に悩む中、配食事業は「必要性(高齢化率)」が高まり続けることを意味します。
人口推計(実数)と高齢化率(%)
2010年〜2070年の推移と将来予測
増える高齢者のみの世帯
日本の人口は今後減少が続くと予測されています。
しかし国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、世帯数そのものは増加し、とくに高齢者の単身世帯や夫婦のみの世帯が大きく伸びています。
つまり、家族と同居しない高齢者が今後さらに増加し、買い物や調理が難しい方も増えるということです。
その結果、日々の食事を支える配食サービスの需要は、今後ますます拡大していくと考えられます。
ライフデリの利用者層で特に注目すべきは、単独世帯の約6割を占める高齢女性です。
平均寿命の差から、女性は一人暮らしになる期間が長く、身体的負担からくる調理・買い物の困難に直面しやすいため、配食サービスの極めて高い継続率を支えています。
実際にライフデリの顧客においても女性比率は約6割を占めています。
なぜライフデリが選ばれるのか?
女性利用者は味や彩り、栄養価に敏感です。ライフデリは、管理栄養士が監修した献立を提供することで、健康を気遣う単独世帯層から圧倒的な支持を得ています。
高齢世帯数の予測推移
※2050年以降は社人研トレンドに基づく独自推計値。
官から民への移行
かつて配食サービスは、2003年度まで「食の自立支援事業」として国庫補助の対象でした。
しかし2004年に介護保険制度へ組み込まれた後、予算は段階的に縮小され、2006年の制度改正で廃止されました。
その結果、自治体による配食事業は減少し、2003年時点で全国の約7割だった実施率は、翌年には大幅に低下しています。
現在、過半数以上の自治体は配食サービスは民間サービスの活用で十分と考えており、配食事業を民間に委託する流れが加速しています。
今後は、公的補助に依存せず、民間企業が主体となってサービスを支える時代へと移行します。
安定経営のためには、補助金に頼らず、自立したビジネスモデルが不可欠です。
その点で、コスト効率を徹底したライフデリの仕組みは、時代に即した強力なビジネスチャンスと言えます。
0% の自治体が回答
自治体が「地域支援事業(総合事業)」として配食を実施しない最大の理由は、
「民間サービスの活用で十分対応できているから」です。
行政コストから民間活力へ
自治体は限られた予算を医療・介護へ集中させ、食事等の生活支援は「専門の民間事業者」に任せる流れが加速しています。
「安否確認」を担う民間インフラ
自治体から見れば、毎日高齢者に直接お弁当を手渡すライフデリのような存在は、地域の見守り機能を補完する貴重なパートナーです。
兆円単位の巨大市場
高齢者向け食品市場は、2025年に1兆7,500億円規模です。
今後は高齢者人口の増加に加え、糖尿病や腎臓病など、食事療法を必要とする方々の増加も追い風となり、さらなる市場拡大が見込まれます。
「お弁当を届ける」という行為以上に、「地域の安否確認」と「栄養管理」を担うライフデリの役割は、人口減少社会においてますます価値を高めていきます。
新たに新規事業にチャレンジされる皆さまには、国内では数少ない成長市場である高齢者配食事業をおすすめいたします。